質問:
離婚と離縁の法律的な違いについて詳しく教えてください。
答え:
(1)「死後離縁」は出来る(家事審判法9条1項甲類8号)が、「死後離婚」は出来ない。
〔生存配偶者の姻族関係の切断は、「姻族関係終了の意思表示」(728条2項)による。〕

<民法>
(協議上の離縁等)
第811条
(第6項)縁組の当事者の一方が死亡した後に生存当事者が離縁をしようとするときは、家庭裁判所の許可を得て、これをすることができる。
(手続は下記1)

(離婚等による姻族関係の終了)
第728条
(第1項)姻族関係は、離婚によって終了する。
(第2項)夫婦の一方が死亡した場合において、生存配偶者が姻族関係を終了させる意思を表示したときも、前項と同様とする。

<戸籍法>
第96条
民法第728条第2項の規定によつて姻族関係を終了させる意思を表示しようとする者は、死亡した配偶者の氏名、本籍及び死亡の年月日を届書に記載して、その旨を届け出なければならない。
(手続は下記2)


(2)法定原因に違いがある。

<民法>
(裁判上の離婚)
第770条
(第1項)夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
1.配偶者に不貞な行為があったとき。
2.配偶者から悪意で遺棄されたとき。
3.配偶者の生死が3年以上明らかでないとき。
4.配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
5.その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
(第2項)裁判所は、前項第1号から第4号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。

(裁判上の離縁)
第814条
(第1項)縁組の当事者の一方は、次に掲げる場合に限り、離縁の訴えを提起することができる。
1.他の一方から悪意て遺棄されたとき。
2.他の一方の生死が3年以上明らかでないとき。
3.その他縁組を継続し難い重大な事由があるとき。
(第2項)第770条第2項の規定は、前項第1号及び第2号に掲げる場合について準用する。
他は答える:
法律的な言葉でいうなら、そもそも離婚と離縁は全く別物です。

【離婚】
結婚をやめることです。

【(養子)離縁】
養子縁組をやめることです。

法律では、離婚することを離縁と表現することはありません。
ただ、俗な言い方として、夫婦の縁、親子の縁を切ることを『離縁』と表現することはあります。
が、夫婦の縁はともかく、実の親子の縁を法的に切る手段は存在しませんので、本当に俗な言い方でしかありません。
結婚のことを『入籍』と俗に言っているのと同じようなものです。

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